24時間テレビ

24時間テレビは嫌い・つまらない・気持ち悪いという嫌悪感の声の理由とは

24時間テレビが嫌い!嫌悪感を抱くワケとは
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毎年恒例となっている24時間テレビ。

2021年の放送で44回目を迎えます。

24時間マラソンや感動や涙を誘うドラマ、障害をもった方々の日常や想いを伝え、チャリティーということで募金を募る番組ですね。

この24時間テレビの番組に対して、快く思っていない声が沢山あります。

  • 24時間テレビはつまらない
  • 24時間テレビが嫌い
  • 24時間テレビはやらせだ
  • 24時間テレビが気持ち悪い

など、24時間テレビに対して嫌悪感を表す声が本当に多いです。

今回はそんな嫌悪感を抱く人たちの声とともにその理由をまとめてみました。

「24時間テレビが嫌い」のSNS上の声

「24時間テレビが嫌い」というハッシュタグが存在するほど、番組に嫌悪感を抱いている人たちがいます。

ツイッター上で24時間テレビに対してあまりよく思わない人の声をひろっていくと

「偽善に感動などない。
尺に合わせたゴールシーン、出演者へのギャラ問題等

出演者が完全ボランティアで健全な心で番組に取り組んで頂けたらと本気で思うが大人の事情がありすぎるのだろうか?」

 

「24時間テレビ嫌いなんだよね。なんか幸せとか努力っていうものの型を押し付けてる感じが凄いやだ。

大人の合理的かつテレビ的な見解を、逆らうことの出来ない子供にあたかも唯一の正解みたいな感じで見せてくるのが嫌だ。」

 

「元々24時間テレビはお涙頂戴が強過ぎて嫌いで見てないんだけど、このご時世に24時間寝ずに仕事したりマスクなし(もしかしたらするかもしれんけど)で長時間過ごすとか正気の沙汰では無いからまじで狂ってるなとしか思えない」

 

「コロナ禍で大変な今、本当に24時間テレビ を放送する必要あるの?フジテレビの27時間テレビは中止にしたのに。

障害を持った方の中にも24時間テレビに嫌悪感を持っている方もいるんじゃないかなと思う。

日本テレビは自己満足。ジャニーズ起用で数字稼ぎに見えるのはオレだけ?」

 

「24時間テレビをぼげ~と観て、障害者に難題を押し付け感動や美談に仕立てる内容にはげしい嫌悪感。テレビが真剣に障害者を支援したいなら、フツーのバラエティやドラマ等の番組にバンバン彼らを起用すればいいこと。健常者と障害者の隔たりをなくす社会の為にこんな番組無い方がよっぽどいいと思う。」

「24時間テレビ。
障がい者を下に見てる感じがしてあまり好きになれない。
努力をすれば、障がい者は健常者と同じ土俵まで来れるんだよ!凄いでしょ!感動だよね!って感じがなんか気持ち悪い。」

ツイッター上ではこのような発言がありました。

この他にももっと辛口な言葉を使ったものとかもあってホント色々あって。

それでも視聴率は高く、募金も集まる番組です。

嫌悪感を抱く人は、どのような点を「嫌い」「気持ち悪い」と思うのでしょうか。

24時間テレビに嫌悪感を抱くワケとは

なぜ、24時間テレビに嫌悪感がわくのか、番組の内容や障がい者である当事者の発言から見えてきたものがありました。

24時間テレビのやらせその①マラソン

ここ最近の24時間テレビでのマラソンは複数人で約100kmを走りぬくようになりましたが、昔はよく一人で走り続けていましたよね。

そんな中、過去のランナーの時に「ん??一瞬で長距離を移動してる!?」とされるワープ疑惑が浮上していました。

一つ目は1994年の24時間テレビ17回目のランナーであったダチョウクラブの時です。

番組放送後、とある番組でビートたけしが

「(ダチョウ倶楽部は)ある程度走ったが車で移動したと言っていた」と暴露したというのです。

ビートたけしさんならギャグで言っていた可能性もありそうですが、当時は新聞でも取り上げられちょっとした騒ぎになっていたようです。

 

また2002年の24時間テレビ25の時の西村知美さんは、番組終盤で残り3時間で30kmを走らなければならない状況だった時に、その一時間後には20kmも進んだ「残り10km」と表示されていたとのこと。

 

さらに、2012年の24時間テレビ35では佐々木健介さん、北斗晶さん家族が走りましたが、北斗晶さんが足を痛めてボロボロな状態で間に合うのかと心配な中走っていた時。

残りの1.99kmあった表示がほんの数歩進んだだけで1.38kmになったと。

西村さんも佐々木ファミリーも後に番組側のテロップの表示ミスだと公表されていましたが、リアルタイムで見ていた視聴者はビックリしますよね。

結果的にそれぞれ番組終了時までに完走しているのですが、どの時点からのテロップミスをしていたのか、実際に全て走り切ったのかの真相はどうなのでしょうか。

24時間テレビのやらせその②芸人EXIT兼近の二股エピソード

24時間テレビのやらせその②は、2019年の24時間テレビ42で放送されたものから。

チャラいキャラクターとして人気の芸人「EXIT」兼近大樹さん出演の「お節介バラエティー『あの人に会いたくない!』」というコーナーでの出来事です。

兼近さんが中学時代に二股をかけていて、当時の彼女がその現場を目撃して破局、そして彼女はその後男性不信になったというエピソードの再現VTRが放送されました。

その時、元カノであるマナさんがスタジオに出演して、兼近さんと再会するという流れでした。

ところが。

元カノ・マナさんはユーチューバーとして活躍されており、番組終了後に自身のチャンネルにて

「私が(浮気現場を)目撃して別れたみたいな感じになっていたんですけど、女の子のウワサは確かに聞いてはいましたけど、実際に浮気を目撃したわけじゃないです」

と涙ながらに放送内容を否定していたというのです。

また、過去に男性不信になったこともないと話をしていたとのこと。

さらには、「兼近が二股をかけていた」と番組のスタッフからのオファーで初めて聞かされたことや、「兼近の悪いエピソードをいっぱい下さい」とスタッフから要求されたことも明かしていたというのです。

今現在は当時のYouTube動画やツイッターでのEXITお二人の発言についてのやり取り全てが削除されていますが、真実か偽りか、色々な意見が飛び交っていたことでしょう。

24時間テレビ出演について障がい者へのオファーの声かけの問題

上記のツイートを見て衝撃を受けました。

疑うのも失礼になりますが、本当かどうかはわかりません。

その他でも突然障害を持った子供のいる家庭に電話がかかってきて、24時間テレビへの出演依頼があり、断ると暴言や差別用語を叫ばれたという記事を見かけました。

また番組プロデューサーが企画を練る際に

「どっかに頑張っている障がい者いないかなぁ」

と発言があったとか。

たしかに企画を練る段階でそういった方を探し出す意味での発言かもしれませんが、さきほどのツイートも含め、なんだかやり方には疑問が残りますよね。

 

また、オリンピックは大騒ぎするのに、パラリンピックになるとリアルタイム競技の放送はほぼなくなりニュース番組でハイライトだけ流されることが多いという印象を持ちます。

オリンピックとパラリンピックでも差があるのが悲しいなというのが私の感想です。

私も

「たしかに目が見えない女の子に海を泳がせるなどという企画を与えているのは番組側だとしたら、乗り越えたという達成感は得られるけどそもそもどうなんだろう」

と思ったことはありました。

24時間テレビのギャラの仕組みについて

チャリティー番組として放送されている24時間テレビ。

とはいえ、チャリティー番組なのに出演者にギャラが支払われていることが「24時間テレビ嫌い」につながる意見も多数見かけました。

そのギャラの出所は募金したお金から出ているのか?というとそれは違います。

24時間テレビの出演者のギャラや番組の製作費は、スポンサーの広告収入などで賄われています。

また、募金は公益社団法人24時間テレビチャリティー委員会が管理・運営していて、毎年集まった募金額はどのように使われてたかを報告をしています。

そもそも24時間テレビの出演者にギャラが発生するのは、番組の企画や放送をしているのが日本テレビだからです。

24時間テレビはチャリティー番組ではありますが、女優さんやジャニーズなどのアイドルを起用して募金を呼び掛けているにすぎません。

ですので、24時間テレビを放送していることと、募金をしている事は別と捉えることができ、24時間テレビの出演者にギャラが支払われることに問題はないのです。

24時間テレビの出演を断った芸能人は?

1人当たり1000万円とも言われている24時間テレビのギャラ。

いくらみんなから集めた募金からではないギャラだとしても、断固として受け取らず断った芸能人が多数いるようですね。

この他の芸能人でもギャラを拒否ではなく一旦受け取ったあと、寄付している方々も見受けられました。

24時間テレビに対する江原啓之さんの言葉

とあるところから江原啓之さんが24時間テレビについて言及しているものを見つけました。

その内容とは

「人と言うのはものすごく計算高いもの。

その視点からあえて演ずるとか、それなりのパフォーマンスをしないとなかなか善意は集まらないもの。

スポンサーが偽善だという意見もまたあるけど、スポンサーだって必要。

お金を払ってくれているから番組が成り立つし、やはり視聴率も必要になる。

色々と否定的な意見を言う人がたくさんいるけど、番組を一面からだけではなく、多方面から考えてみてもらえたらと思う。

とはいえ、こういう番組が普段は無関心な様々な障害や病気を知るきっかけとなる場でもある。

行き過ぎた演出を改めて事実を流すなど番組側としても改良すべき点はあると思う。」

ということをおっしゃっていました。

マラソンも最近は複数人で走るようになりましたし、少しずつ変わってきているのかもしれませんね。

24時間テレビが嫌い・つまらない意見のまとめ

本当に色々な意見がありました。

今年で44回目ともなる伝統ある番組ではあるものの、時代の移り変わりにコンセプトも変えていく必要があるような気もします。

私自身、いくら挑戦とはいえ100kmもの距離を素人が身体を故障してまで走り続けるのってどうなの?と思っていたのも事実です。

実際、障害をもった人たちに対しての社会の目はまだまだ厳しい世の中。

身体が不自由ってだけで、何も変わらないことが多いのに。

さらには自分もいつ何が起こるかなんてわからないのに。

ですので、特に子供たちには番組を通してなにか感じとってもらえたらなと思っています。

そうですね。

この意見のように、少しずつでもいいからもっとエンタメ感を出していけると、もっと素直に受け止めて見てもらえる番組になるような気がすると思いました。

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