突然ですが『ラミィキューブ』ってご存知ですか?
ちょっと怖いような顔の絵が特徴のタイルのこのおもちゃ。
ラミィキューブは色と数字のタイルの組み合わせを自由に組み換えていき、楽しみながらも脳トレになるボードゲーム。
このラミィキューブ、解けたときのスッキリ感と達成感がクセになり、パズル系のゲームや麻雀が好きな人には特に人気なんです!
私は小学生低学年の頃、友人の家へ遊びに行ってやったのが最初の出会いでしたが、そこで大ハマりして以来、今でもずっとやっているゲームです。
ここ数年、やっと上の子たちが一緒に遊べる年齢になったので、子供の友人を交えたりしながらよく遊んでいます!
大人も子供もハマる面白さなのに意外と知られていないんですよね~……
知らないなんてもったいない!
そんな私が大好きなラミィキューブの面白さとコツ、遊び方を分かりやすく伝えていきます。
ラミーキューブのルール(遊び方)をサクッと解説
1~13までの数字(赤・青・黄・黒の4色それぞれ2枚ずつ)、ジョーカーが2枚の合計106枚のタイルを使用して遊びます♪
1ゲームの所要時間は約30分ほどかかることが多いです。
ラミーキューブの遊び方を簡単に説明
全体の流れはこんな感じになります。
- 2~4人のプレイヤーが向かい合い、その中心を「場」と言って、場の真ん中には7枚ずつタイルを積んだ山が置いてある。
- 最初に一人2山(14枚)とって手持ちとする。
- 一人ずつ順番に手持ちタイルを出していき、最初に手持ちタイルが全部なくなった人が勝ち。(一番最初に場に出すときだけ条件あり)
- 出せる手持ちタイルがない時は、場の真ん中の山から一枚引いて自分の番は終わり。
- 場に出したタイルたちはみんなのもの。そこへ付け足したり組み替えたりしながら手持ちを減らしていく。
- ジョーカーはどのタイルの代わりにもなる。
遊び方のルールはザックリとこのような感じです。
ラミーキューブの基本ルール
ラミィキューブは手持ちのタイルを場に(プレイヤーが向かい合う中心の場所のこと)どんどん出していって早くなくなった人が勝ち!
とは言っても、場に出すそのタイルの並び方には決まりがあります。
それは
- 3枚以上の組み合わせ
- 違う色の同じ数字の組み合わせ(グループ)
- 同じ色の連続した数字の組み合わせ(ラン)
この3つの基本ルールは場においての絶対ルールになります。
ラミーキューブのタイルの出し方の具体例
それでは早速タイルの出し方の具体例を。
先程基本ルールとして伝えていた
- 3枚以上の組み合わせ
- 違う色の同じ数字の組み合わせ(グループ)
- 同じ色の連続した数字の組み合わせ(ラン)
という3つのルールに沿うとこんな組み合わせになります。
場にある組み合わせは必ず3枚以上の違う色で同じ数字か、同じ色で連続した数字の組み合わせの集まりになります。
ラミーキューブを最初に場に出す時だけの条件
実は一番最初に場に出すときだけ、『足して30以上の数字になるようにする』という条件があるんです。
青で囲ったように
「青の2,3,4」と「3色の7」両方を合わせて30にする。
赤で囲ったように
「赤の10,11,12」の3枚のみで30以上になる。
このように2セットになっても構わないので手持ちから30以上になる組み合わせを出した後は、場に参加出来るようになり、その後は場にある組み合わせに1枚ずつでも出していくことが出来ます。
ラミーキューブのコツ:タイルの付け足し方・割り込み方
1枚ずつ出していくと言うのがこんな感じ。
手持ちの「黄色の2」を場の「黄色の3~6」のところにくっつけたり、
手持ちの「青の10」を場の「青の11~13」のところにくっつけたり。
あと、ちょっとレベルを上げた方法でいうと、4色の6の中から赤6を隣の赤の1~5のところへ移動させてから、自分の持っている赤7をくっつけるというやり方。
さらには、黄色の2~6の途中を分離して自分の持っている黄色の4をつけるというやり方。
こんなカンジでタイルを付け足したり割り込みしたりして、手持ちのタイルを減らしていくんです♪
ラミーキューブのコツ:タイルの組み換え方
ちょっと上級編!
ゲームに慣れるまではなかなか思いつかない発想かも。
ですがここがラミィキューブの一番の醍醐味なの!!
このような状況だったとします。
手持ちの「黒5と青10を場に出したい。」
そこで動かす手順は
- 場にある3か所から5をとり「5のグループ」をつくる
- 6、7も同様に組み合わせる
- 5のグループに自分の黒5を付け足す
- 青の残った8、9に自分の青10をつける
するとこのように組み換え出来ちゃうんです!
元のセットが全て崩れてあれだけ動かしたのに、どのセットもちゃんと基本ルールの3つの条件を満たしているでしょ?
これが出来たときの達成感がラミィキューブの面白いところなんです!!!
ラミーキューブのジョーカーの使い方
最後にジョーカーの使い方。
ジョーカーはどのタイルの代わりにもなる便利なタイル。
ですがちょっとしたルールがあって。
写真の様に場に出ているグループだとジョーカーは「赤8なのか青8なのか」確定せず。
赤8をくっつけることによって初めてジョーカーは「青8の代わり」だということが確定しました!
その後、青の8を手持ちに持っている人が、ジョーカーと交換することが出来ます。
交換したジョーカーは自分の手持ちへ持ち込むことが出来ないので、すぐに手持ちのタイルと合わせるなどして使って場に出してくださいね!
また、ジョーカーはのりづけするという少々厄介なルールもあります。
例えば下の写真の様に手持ちに黄色と赤の10があったとします。
場にある黒の10を取って「10の色違い3枚セットにできるじゃん♪」と思っても実はジョーカーが入っているセットを縛るつけるというのりづけルールにより取ることが出来ないんです。
誰かがジョーカーの部分を「黒6」に交換してくれたら、自由に崩すことが可能になりますよん。
ジョーカーによって場のタイルの動き方に結構影響を与えるので、これまたゲームを面白くさせてくれます。
ルールの詳細や実際のプレイの様子をわかりやすく解説している動画を見つけたので、おいておきますね。
もし動画の方がわかりやすいって方がいたら見てみてください♪
ラミーキューブは小さい子供でも遊べるの?
見た目が数字だらけ。
子供でも遊べるのかな?と子供がいる家庭では気になりますよね。
商品を見ると対象年齢は8歳以上になっているけど、数字や色がわかる年齢になれば遊べますよ!
ただ、簡単な並べてくっつける程度のことならいいのですが、組み換えなどのアレンジは小学生以上でないと難しいなとは思う。
この組み換えこそがこのゲームの醍醐味だから早く出来るようになってくれたらいいんですけどね。
成長するまでしばし待つのみ。
我が家では3歳の娘が私とチームを組んで、「同じ色で並ぶ数字」にくっつけるときに私が教えて娘に置いてもらったりしています。
ストループカードというものも、子供と遊ぶのにはとってもいいですよ♪
ちょこっとルールをご紹介すると、
真ん中のマークのカードで、文字色のカードを選び取って遊ぶカードゲームです。
当ブログ内でもストループカードについての記事があるのでぜひ立ち寄ってみてくださいね!
>>ストループカードが面白い!大人も子供もハマる最強の脳トレゲーム
小さい子には特別ルールを設けて色や形を覚える遊びにも使えるのでとってもオススメです♪
子供とラミーキューブで遊ぶときは簡易ルールで楽しもう!
年齢が低い子供たちと遊んだり、初めてやる人がいるような時には簡易ルールにして遊びましょう!
- 最初の30以上になるルールは排除(基本ルールにのっとった組み合わせが出来たなら足して30にならなくても出していいとする)
- 引くための山は崩して好きなのを取れるようにする
- ジョーカーが入っている組み合わせの「のりづけのしばり」は無しとして、タイルを取ってもよしとする
ちょっとしたことですが、意外と最初の30以上とかジョーカーの縛りが難しく感じてしまったりするものです。
また、引いても引いても欲しいタイルが出てこないとこれまたヤル気ダウンしちゃうので、山をあえて崩して好きなのを選ぶスタイルにすればいいかなって。
あとは、時々タイルなくしていないかのチェックも兼ねたりして7並べして遊ぶのもありです♪
幼稚園児以下とだったら、色や数字を覚えながら当てながら、ひたすら並べていく。
そもそもラミィキューブってなにもの?
私もラミィキューブって名前の由来や歴史などを知らなかったので、今回記事にするにあたり調べてみました。
ラミィキューブはイスラエル生まれのテーブルゲームで、古くから愛され続けていて現在でも3年に1回ほどのペースで世界大会も開催されているほど人気のゲーム。
しかもこの世界大会では日本人が何度も優勝している!
1977年にはアメリカで一番売れたゲームだそうな。
そして1980年にはドイツ年間ゲーム大賞(その年のボードゲームで一番面白いものを決める)を受賞しているんですって。
日本であまりあ広くは認知されていないけど、世界的にも高評価を受けているゲームということになりますね。
ラミーキューブの面白さは遊びながら脳トレが出来る!
ここまで色々解説してきましたが、ラミィキューブの面白さやコツ、遊び方を知ってどうでしょう、少しは興味を持っていただけましたかね?
おうちで大人だけで楽しむ、親子で楽しむ、友人や子供同士で楽しむ。
年齢問わず楽しめるゲームだと私は思っています♪
ただ、広げて遊ぶものなので平らで多少のスペースは必要となってしまうために、いつでもどこでも遊ぶってことが出来ないのが難点かな…
車の中で…ってのはキツイ(笑)
しかし今はオンラインの時代。
なんとアプリでもありました!
(有料ですけどね…でも気になる…)
このラミィキューブは淡々とタイルを出して進めるのではなく何度か興奮の山があるわけですよ。
一気にたくさんのタイルを場に出せた時とか。
あと、順番が回っている途中で「よし!次上がれる!」と思っていたのに順番が来るまでの間の組み換えによってあがれなくなったり、逆に直前の人の組み換えによって突如「上がり!」となることもある。
淡々と黙々とゲームが進むわけじゃなくって、常に組み換えを頭の中で想定したり誰かのアレンジによって流れが大きく変わったりして、かなり脳に刺激を与えてくれますよ~
中毒性をもつ面白さを秘めているラミィキューブ。
経験がない方はぜひぜひお試しあれ!