水回りの代表でもあるお風呂場。
ちょっと油断するとあっという間にピンク汚れや黒カビが出てきてしまいますよね。
このように見える汚れならまだいいんですけど、風呂釜の配管内ってどうでしょう。
目に見えない部分からお湯が出てきて身体を鎮める浴槽にお湯を溜めてくれる上に、追い炊き運転もしてくれます。
湯船のお湯を暖め直してくれる追い炊きの機能は、人数が多くトータルのお風呂タイムも長くなる我が家にとってはと~っても有難い!
でも使っているうちになんとなく透明感がいまいちに感じてきて、風呂釜が汚れているのでは?と気になりだすと急にお湯が汚く思えてきちゃって。
そんな時には、オキシクリーンでお風呂の風呂釜掃除!
今回はオキシクリーンを使った風呂釜掃除の手順をご紹介します。
お風呂の追い炊きが原因で汚れがたまる!?
最近のお風呂って、ボタン一つでお湯が出てきて決まった水量分を自動でためることができますよね。
目に見えない配管から出てくるお風呂の浴槽にたまるお湯。
追い炊き運転も本当に便利な機能。
しかし追い炊きの仕組みは、浴槽にたまっているお湯を風呂釜内に取り込んで暖め直されて出てくるようになっています。
つまり、湯船につかった人の皮脂汚れや入浴剤の成分が混じったお湯を風呂釜内に取り込んでいる!
だから配管が汚れてしまうことになるんです。
となると、追い炊きを繰り返すことで徐々に配管内で雑菌が繁殖してしまい、その配管を通って出てくるお湯も雑菌だらけになっているという恐ろしい現実が。
お風呂で身体をキレイにするはずが逆に汚してしまうなんて、よく潜って遊ぶ子供たちのことを考えたら本当に怖い。
追い炊き運転後の透明感が気になってきたら、オキシクリーンで風呂釜の掃除をしましょう!
風呂釜の掃除はオキシクリーンでスッキリ!
台所のシンクや水筒をキレイにしたり、衣類の汚れやにおいを撃退したり、とにかく万能なオキシクリーン。
オキシクリーンは酸素系漂白剤で弱アルカリ性です。
主な成分は過炭酸ナトリウム。
塩素が入っていないので、キツイ匂いがすることはなく、色柄物にも使えたり用途は多岐にわたります。
>>オキシクリーン公式ページ
その中でも私がよくやるのはオキシ漬けです。
数時間オキシクリーンでつけおきすることで汚れが浮くのでその後軽くこすりすすぐことでスッキリ落とせます。
タオル類のオキシ漬けは特におすすめ!
旦那のくちゃいバスタオルもあっという間に無臭になりますよ!
>>旦那のバスタオルが臭い!オキシクリーンで簡単つけおきニオイを取る方法
お風呂も同様、浴槽にお湯をためてオキシクリーンを投入して追い炊き運転をすれば、配管内にオキシ液が残るので汚れを浮かせることが出来るんです。
それでは詳しい手順をご紹介します。
オキシクリーンで風呂釜を掃除する手順
オキシクリーンを使ってお風呂の追い炊き掃除を(風呂釜掃除を)する大まかな流れはこちら。
1.ぬるま湯をためる
2.オキシクリーンを入れる
3.追い炊き運転する
4.2~6時間放置する
5.排水する
6.水をためて追い炊き運転後すぐに排水する(すすぎを2回繰り返す)
といった流れとなります。
風呂釜掃除の手順①ぬるま湯をためる
残り湯があれば残り湯を、なければぬるま湯をフィルター付きの穴の上5センチまでためます。
我が家のようなベンチタイプの浴槽だと、段差部分までがちょうどいい高さになりますよ。
ちなみにお湯の量は約100リットルとなります。
風呂釜掃除の手順②オキシクリーンを入れる
続いてオキシクリーンを振り入れていきます。
本当は洗面器などを使いしっかり粉を溶かしながら入れるのがいいのですが、量も量でいちいち混ぜてらんないので一気に投入(笑)
粉を入れちゃってから、一緒にオキシ漬けする洗面器で混ぜました。
オキシクリーンの必要量は色々言われていますけど、私はいつもアメリカ版の青いスプーンで4杯入れています。
風呂釜掃除の手順③小物も入れて追い炊き運転する
いざ風呂釜の配管内を掃除すべく追い炊き運転スタート!
そしてここがポイント!
これから数時間浴槽内はオキシ漬けになるので、
- お風呂で遊ぶおもちゃ
- 排水口まわりのもの
- 洗面器
- 壁付け棚
- お風呂掃除道具
- 洗濯機の給水ホース
- シャワーヘッド
などを浴槽内に入れちゃいます。
あ、プラスチックのおもちゃはいいのですが、スーパーボールは入れたらダメです!
今回娘が投げ入れて入ってたんですが、なんかヌルヌルして割れていたので。
追い炊きする時間は10分ほどは動かすようにしています。
- 配管内にしっかりオキシ液を行き渡らせるため
- 浴槽内の粉を溶かすため
- 小物が入った浴槽内のお湯をしっかり循環させるため
といった理由からです。
追い炊き運転が長くなるように、ぬるま湯を入れて温度設定も高めに設定しました。
オキシクリーンは40~60℃で効果を発揮すると言われているので、放置している間に冷め過ぎないようにする意味もあって高めの温度で追い炊き運転します。
風呂釜掃除の手順④2~6時間放置する
オキシクリーンはお湯に溶け始めてから過炭酸ナトリウムがどんどん分解されて、6時間ぐらいで効果がなくなると言われています。
私はいつも子供たち見送り後の朝オキシ漬けをし、子供らが帰宅する前後までつけ置きしています。
6時間以上つけおきしても効果が高まるわけではないというだけで、絶対にダメってことではないので、夜寝ている間にオキシ漬けして朝に流すやり方でも大丈夫です。
風呂釜掃除の手順⑤排水する
数時間のオキシ漬け後は、お湯を排水します。
お湯が全部なくなったあとは浴槽内についている泡や入れていた小物をすすぎます。
風呂釜掃除の手順⑥水をためて追い炊き運転後すぐに排水する(すすぎを2回繰り返す)
つけおき後の浴槽に再び
ためる→追い炊き運転する→排水する
の工程を繰り返します。
このすすぎ作業はつけ置きするわけではないので、温度は普段の給湯温度で追い炊き運転します。
このすすぎ作業が大事!!
この段階では、最初に追い炊きしたときのオキシ液が配水管内に行き渡って汚れが浮いている状態になっています。
それを再び追い炊き運転することで配管内からの汚れを浴槽内に出さなければいけません!
ここでの追い炊き運転は5~10分はしたいところ。
オキシ漬けしていたときのような白い泡がけっこう出てくるんですよね。
オキシ漬けした配管内の汚れを出し切る大事な工程なので、私は水道代がもったいないとは思いながらも(笑)、このすすぎは2回行っています。
また、排水穴のフィルターをはずしてみると、出てきた汚れが付着していることもあるので、フィルターや穴の部分もブラシを使ってキレイにすすぎましょう。
2回目の追い炊き運転では白いモヤモヤがほぼなくなりますので、これにて風呂釜配管のオキシ漬け、終了です!
お疲れさまでした!
オキシ漬けをお風呂で行う時の注意点
お風呂の追い炊き時の掃除である風呂釜配管のオキシ漬けをする上でよりキレイに掃除するためのコツは3つ。
失敗しないためにも正しいオキシ漬けのやり方をおさらいしておきましょう。
- つけ置く温度は40℃以上をキープ
- オキシクリーンの効果時間を理解して漬け置きする
- すすぎを忘れずにする
です!
手で触るにはちょっと熱めのお湯で、さらにはオキシクリーンの効果を最大限に発揮させる時間つけ置きしましょう!
温度は40~60℃が一番効果を発揮します。
時間の経過とともに冷めていくことも想定して50℃以上にはしたいですね。
そして、オキシ漬けのつけ込む時間ですが、オキシクリーンの主成分である過炭酸ナトリウムの効果が発揮してくるのは20分を経過してから。
さらには、6時間を経過すると完全に分解されて効果がなくなります。
そのため、オキシクリーンの効果時間から最低でも20分以上(できれば2時間)~長くて6時間ほどでオキシ漬けしたいところ。
夜にオキシ漬けして朝にすすぐ(6時間以上経過しちゃった)でもいいのですが、長い時間つけおきすればするほどいいというわけではないことは理解しておきましょう。
そして最後はしっかりすすいで軽くこすり洗いすることで、小物も浴槽もきれいになるだけではなく、目に見えない風呂釜の配管内もスッキリきれいになりますよ。
オキシクリーンの風呂釜掃除の失敗談
オキシクリーンの風呂釜掃除についてご紹介していますが、それなりの失敗を経験しています…。
オキシクリーンの風呂釜掃除での失敗で印象的に残っているのは3つ。
- オキシクリーンの入れ過ぎですすぎの終わりが見えない
- 折りたたみバケツが解けて穴が開いた
- 子供のおもちゃは入れていいものと悪いものを見極めよ
最初にオキシクリーンを掃除で使って見たのが洗濯槽だったんですね。
分量を調べると水10リットルに対して100gと書かれていたんです。(一応あちこち確認したけどどこもそう書いてあった)
なので、風呂釜掃除では水100リットルだから、アメリカ版のスプーン1杯は約120g程なので、軽く1杯×10回も入れました。
そしたらすすぎをしてもしても泡が出てきて、一向に透明感のあるお湯にならなかったんです!
さすがに3回目のすすぎとなると「いい加減お湯がもったいない!」と感じてきて、水をはって数分追い炊きして、冷めるのを待ってまた追い炊きしてと繰り返してと苦労しました。
続いては折りたたみできるバケツ。
こんなヤツですね。
子供が汚したものを入れたりして使っていたので「スッキリキレイにオキシ漬けじゃあ!」と風呂釜掃除の際に入れたのですが、ちょうど色違いのつなぎ目の部分が変形して解けたようになって穴が開いてしまったんです。
私がつかっていたバケツの素材がきっと高温&過炭酸ナトリウムの成分と相性が悪かったのでしょう。
最後は今回の失敗談のスーパーボール!
私が記事用に写真を撮りながら進めているすきを見て、1歳の娘におもちゃを次々とポイポイ入れられていたんですね(汗)
その後入れちゃマズイものはないかと浴槽内を確認したつもりだったんですが、小さいスーパーボールはオキシ漬けの泡の中で見落としてしまい、取り出したときには割れていた上にヌルヌルとしていました。
他にもいくつかスーパーボールは入れられていたんですけど、それらはなんともなかったんですよね。
これも素材の違いなんでしょうけれど、やはり高温&アルカリ性でシュワシュワ長時間漬け置きする環境下でも問題ないようなものが安心です。
先程のバケツ同様、子供のおもちゃもプラスチック製のモノのみにする方が無難だと学びました。
オキシクリーンで風呂釜の追い炊き掃除のまとめ
毎日使うお風呂。
人数が多いとなお汚れる頻度が増すお風呂。
だからこそ放置しているとあっという間にとんでもない状態になってしまいます。
特に床はコンディショナーやボディーソープのヌメリ、皮脂が残ったままあがってきてしまうと、みるみる汚れが目立ってきます。
そんな時も床全面まるごとオキシ漬け!
排水周りも同時にキレイに出来る方法をご紹介しているので、ぜひ挑戦してみてくださいね!
>>お風呂の床の汚れはオキシクリーンで撃退!待って軽くこするだけ♪
掃除って、やり始めるまでがなかなか腰が重いのですが、つけ置く時間を除けばほとんど手間がかからない作業なので、不安のない気持ちの良いバスタイムのために頑張りましょう!
日本版と
アメリカ版がありますが、
効果としては変わりありませんが、アメリカ版の方が界面活性剤が入っている分泡立ちやすく、視覚的にもキレイになったような感覚になります。(笑)
とにかく色々な用途に使えて便利なオキシクリーン。
面倒な水回り掃除の強~い味方とともに、つけ置き作業で上手く手抜きしつつ子供たちと快適に過ごせるような家を保ちましょうね!