毎年11月頃になると頭をよぎる年賀状。
年1回ということもあり、毎回「どうやって書いてたっけ…?」と思ってしまう年賀状。
上司や先輩に送る時は、マナーある正しい方法で書けているか特に心配になりますよね。
中でも、年賀状住所の数字の書き方で「漢数字?算用数字?3桁以上になる場合はどう書くの?」と気になるところ。
そこで今回は
- 住所の数字は縦書きか横書きかによって変わる?
- 漢数字を書く時の具体的な書き方は?
- 住所の数字が3桁以上になるときは?
- ハイフンは漢数字だとどうやって書くのがいい?
について紹介していきます。
年賀状の住所の数字は縦書きか横書きかによって変わる?
年賀状の住所の数字は縦書きか横書きかによって変わるのかと言うと、『変えた方がわかりやすい』というのが答えになります。
郵便局のホームページをみてみると、縦書きでも横書きでも算用数字(1.2.3など)が使われています。
■横書き
1-3-2
■縦書き
1
|
3
|
2
また、縦書きである新聞をみてみると、数字の部分は漢数字ではなく算用数字で記載されているんです。
2桁までならひと枠に、3桁以上なら縦に数字を並べて記載しています。
縦書きなら漢数字、横書きなら算用数字と言うように、日本の文化は縦書きが主流だったこともあって、縦書きなら漢数字という風習が未だにある感じもします。
縦書きで住所を書く時、漢数字と算用数字どちらも間違いではないのですが、年賀状となると、目上の人に送るときには特に気にされる部分であったりします。
そこで今回は、縦書きで漢数字を使う時の正しい書き方について紹介していきます!
漢数字を書くときの具体的な書き方は?
年賀状の住所で漢数字を使う場合の具体的な書き方の例はこちら!
10→一〇、十
11→一一、十一
20→二〇、二十
24→二四、二十四
32→三二、三十二
漢数字で10を書くときは一〇ですが、最近では十と書く人が増えています。
11は縦書きだと横線2本(一一)でもOKですが、書き方によっては2(漢字の二)にも見えてしまうので要注意!
縦書き&手書きで11を書くときには、十一と書くのが無難でおすすめです。
32も三二だと縦書きの場合には横線が多すぎてわかりにくくなりがち。
手書きの場合は三十二と書くと伝わりやすいこともあるため、分かりづらいと感じたら十を使う書き方にしましょう。
つまりは印刷で住所を記入する場合は三二でも伝わりやすいですが、手書きならより一層丁寧に書くか、三十二と書くのが誰でも認識しやすい書き方になります。
漢数字を書く時のポイントとしては
- 配達員が見間違えないようにすること
- 機械が認識しやすいようにすること
が大切です。
年賀状の住所の数字が3桁以上になるときは??
年賀状の住所の数字が3桁以上になるときは、数字の漢字だけを並べます。
413番地→四一三
301号室→三〇一
1278番地→一二七八
3桁以上になると、413番地だと漢数字でそのまま書くと四百十三になりますが、読みづらいですよね。
そこで百や千などは書かずに省略します。
その方がすっきりと分かりやすくなりますね!
32-11とかのハイフンは漢数字だとどうやって書くのがいい?
番地にハイフンがある場合は、
- 縦の棒「|」を使う
- カタカナの「ノ」を気持ち小さく書く
- ひらがなの「の」を使う
といった表示方法を使用します。
〇丁目や番地を省略してハイフンにすることがありますよね。
そういった時におすすめの書き方になります。
「|」だと印刷であっても認識しづらいと感じる方がいるかもしれません。
「ノ」や「の」であれば、数字と間違えてしまうこともないので、誰が見ても分かりやすい書き方ですね。
年賀状住所の数字の書き方のまとめ
今回は、年賀状住所の数字の書き方を紹介していきました。
まとめると、
- 縦書きの場合、漢数字でも算用数字でもOK
- 配達員が見間違えないようにすることと、機械が認識しやすいようにすることが大切
- 年賀状の住所の数字が3桁以上になるときは、数字の漢字だけを並べる
- 番地にハイフンがある場合、「|」「ノ」「の」を使用する
ということ。
今回は、縦書きで住所を書く場合、漢数字で書くことをお伝えしていきました。
しかし、漢数字を使うことで紛らわしくなって読み取りづらくなるくらいなら、私は1~3の数字の時には32-11などと算用数字でもいいと思います。
マナーよりも、『誰もが間違いなく読める!』ということが、最も大切なことでないでしょうか。
ぜひこの記事を参考に、マナーを守りつつ心あたたまる年賀状を作成してみて下さいね。^^