子育てしていると必ず訪れる離乳食のとき。
スタート時期が近づくと準備するものや進め方など色々と心配事が増えてきますよね。
で、いざ離乳食の初期段階が始まると今度は「全然食べない」または「食べ過ぎ?」と離乳食の食べる量について気になってくるもの。
そこで今回は離乳食が食べ過ぎの方に焦点を置いて、
- 離乳食の初期の量が食べ過ぎかの見極め方と原因
- 食べ過ぎていると感じる時の対処法
について、経験談も含めてお話していきます。
離乳食初期の量が食べ過ぎの時の判断基準は?
「うちの子、作った分残さず食べちゃうんだけどこれって大丈夫なの?」
「本に書いてある量よりも全然食べるけど大丈夫?」
子育て中の友人たちとの会話で実際に出てきた内容です。
うちも4人いるため、4回離乳食時期を経験してきていますが、この悩みに直面したのは4番目の子。
きっと親や上の子たちみんなが次々と口に運んで食べているのを見ているからでしょうけどね。
ミルクや母乳だけだった今までとは違う食感と味で初めて口にするものなのに、「警戒心ないのか??」と思っちゃうぐらいまぁ良く食べるんですよ。
そこで、「その離乳食の量は食べ過ぎだよ」のサインはどのようなものなのか、どのぐらいから食べ過ぎていることになるのかを判断する方法をいくつかあげていきますね。
すぐにわかる離乳食初期の量の食べ過ぎの見極め方
離乳食が始まった初期の量としては食べ過ぎだと判断する方法は以下の3点です。
・食後に嘔吐する
・下痢や便秘など体調の変化が出る
・食後のミルク(母乳)を飲まない
食事のあとミルクを飲まないとか、ミルクや離乳食をゴホッと吐き出してしまう場合には胃の大きさに対して食べている量がキャパオーバーしている可能性があります。
また、排便もいつもと違うようであれば消化機能が追い付いていないということなので、身体に合った量ではなく食べ過ぎとも判断することが出来ます。
便の内容物にニンジンなどそのまま出てくると焦ることもあるかと思いますが、食べさせたものを把握していれば慌てることはありません。
ただ、便がゆるいとか固いとかであれば体内の水分量や食べ物の量などバランスが悪いということなので注意していきましょう。
長期でわかる離乳食初期の量の食べ過ぎの見極め方
上記のようにすぐに症状が出るものではなくて、もう少し長期的な視点から離乳食の量が食べ過ぎだと判断する方法は、急な体重増加が挙げられます。
生後半年は時期的にもちょうどプクプクとボンレスハム並みのムチムチする時期。
とはいえ、急に体重が増えるのも体には負担がかかってしまいます。
太り過ぎかどうかのチェックは、母子手帳の成長曲線を参考にするか、
カウプ指数といって肥満ややせ体型の判断する数値で確認できます。
【カウプ指数の基準値(生後3か月~1歳)】
やせすぎ | ~14.5 |
---|---|
やせぎみ | 14.5~16 |
普通 | 16~18 |
太りぎみ | 18~20 |
太りすぎ | 20~ |
上記数値を参考にするとはいえ、離乳食の量としてはモリモリと食べ過ぎている子でも体重が増えない赤ちゃんもいますよね。
活発で動き回って運動量が増えたり、生まれ持った体質で沢山食べても太りにくいなんてこともあって結構個人差があったりもします。
こうなってくると食べ過ぎってことの判断も難しくなってきますが、大きな体調の変化がなければ実は食べ過ぎと思っていてもそんなに赤ちゃんにとっては多い量ではなかったってこともあるので、まずはしっかり様子を見ることが大切になってきます。
離乳食初期の量が食べ過ぎとなる原因
離乳食初期に食べ過ぎとなってしまうそもそもの原因は何かを考えてみると
- 丸のみしてしまう
- 興味津々で食欲旺盛
- 目につくものは食べたがる
- 欲しがるからと与え続けてしまう
- 作った分はもったいないからとあげきってしまう
などが挙げられます。
噛んで食べることができない初期では、ミルクや母乳と同じ感覚で離乳食も丸のみして飲み込みます。
そのため、どんどん食べれちゃう。
また、性格的な部分で初めてのものでも躊躇せず興味を示したり、食欲旺盛で食べたがることもありますね。
初期の段階では自分では食べられないので「欲しがるなら」とついこっちが与えてしまったり、そもそも「一生懸命作ったんだから食べてよ」って気持ちだってありますよね~。
そんなこんなで、離乳食の量が食べ過ぎとなる原因は、案外気持ちの部分の影響が大きいのかなって思ってしまいます。
離乳食初期の量を食べ過ぎないようにする方法
食べ過ぎの見極め方や原因を知ったうえで、離乳食初期の量を食べさせ過ぎないようにする方法をお伝えしていきますね。
一定量を食べさせたらミルクや母乳をあげる
離乳食の初期段階である生後5,6か月の時期は食事から栄養を摂るというよりかは、食感に慣れさせることが目的とされているので、まだまだ母乳(ミルク)が必要な時期です。
なので、ある程度離乳食を与えた後は母乳やミルクタイムにしちゃいましょう!
離乳食初期の時期は、ミルクでお腹が膨れたあとにまたさっきの離乳食を食べたいな~ってなることはないとのこと。
ちなみに初期の離乳食後のミルクや母乳は減らさずにいつもと同じ量で大丈夫です!
1回食だし離乳食で栄養を完全に補う目的ではないので、特に母乳は飲みたいだけ飲ませてあげてくださいね。
ゆっくり食べさせてみる
スプーンにすくって口に運んだと思ったらあっという間に飲み込んでしまうので、つい次々とあげてしまいがち。
一瞬で食事タイムが終わることで、赤ちゃんがまだ食べたいと言う、もしくはこっちが足りなかったかなと思ってしまって、またあげてしまうなんて悪循環も陥りがち。
ですのであえてペースをおとしてゆっくり食べさせて、満足感も長引かせちゃおう作戦です!
気をそらす
黙々と食事タイムにするのではなく、「おいしいね~」「あ~ん」「もぐもぐ」など私たち離乳食をあげる人が話しかけながら食べさせましょう。
すると、私の顔を見てきてリアクションをとってくれたり、楽しい時間という素敵なコミュニケーションタイムになります。
食事だけじゃなくそういった時間で心が満たされ、食べたい欲求が違う方向へと逸れてくれることでしょう。
まだ食べたいと泣いちゃうときもお散歩へ出掛けるとかお気に入りのオモチャであやすとか、母乳をあげるなど、気分を変えてあげることで気をそらすことが出来ますよ。
お出掛けまでしなくても、食事する場所から部屋を移動するだけでも効果があります♪
何か目に留まってそれに興味を示したらもう気が逸れたといってもいい。
私たちの勝ちです!(笑)
離乳食の量よりも大切なこと
赤ちゃんにとって初めての離乳食。
こんなに手間をかけて作っているのに「食べない」とか「食べ過ぎじゃないの?」とか次々と悩みが出てきて大変ですよね。
つい献立や量に目が行きがちですが、もともとの離乳食の初期での目的は「食事に慣れ親しむ」ということ。
ミルクや母乳という液体以外の固形物を受け入れる練習であり、舌をつかって飲み込む動作を覚えることが大事な時期です。
我が家の上の子供たちは全然食べなくてあれこれ試行錯誤したのに、末っ子は毎回ペロッと完食。
そして4人とも中期、後期と成長していく中で好みが出てきたりで食べる量も変わっていきました。
離乳食の初期は本などに載っている『このぐらいっていうちょうどいい量』で進むことはまずなかった・・・。
本の通りにはなかなかいかないものだという認識でいると楽に構えることが出来ます。
そして何よりその食事タイムが生活の中で楽しいコミュニケーションの場の1つとして過ごせることが大切!
子供の成長に合わせたペースで、焦らずにすすめていけるといいですね♪
離乳食初期の量の食べ過ぎについてのまとめ
離乳食の初期の時期は赤ちゃんが自分で食べる量を調整できないので、私たちが赤ちゃんに合わせた量を与えることが必要となります。
その子その子で体質や食欲が違うので、状況を見て量も判断しましょう。
乳児健診時にもらってくる資料や市販の本、ネットで得た情報通りじゃないと不安になる気持ちも分かりますが、その通りの量で順調に進むなんてことはまずないと思っていると楽に構えることができますよ。
離乳食中期、後期と進んで行く中で食べる量も変わってくることが多いです。
後期になると自分食べも徐々に始まる時期でもあり、食パンをそのまま食べられるようになる時期でここでもまた新たな悩みが。
▶▶離乳食後期に食パンをそのままあげてもいい?量と食べさせ方
離乳食初期の与える量をコントロールできるのは、私たち大人だけ。
離乳食タイムが楽しいひとときとなることを願っています。^^
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