2021年も夏の全国高校野球大会である『甲子園』が始まりました。
ですが、今年は異例の大雨続きで順延の嵐で、大会史上過去最多の6回も順延になっています。
そんな中、8月17日の第一試合となる大阪桐蔭(大阪)VS東海大菅生(西東京)が雨の中開始。
雨は止むことなく強まるばかり。
32分の試合中断後、最後は降雨コールドゲームという結末を迎えてしまいました。
中断されたタイミングの試合展開がこれまた逆転のチャンスだったこともあり、この降雨コールドゲームに批判の声が続出したのです。
気になるところからどうぞ♪
大阪桐蔭VS東海大菅生の試合展開はどんな感じだったの?
小雨の中午前7:59にゲームスタート。
1回裏で大阪桐蔭が2点、2回表で東海大菅生(すがお)が1点、3回裏で大阪桐蔭が2点といった流れで試合が進んでいました。
7回終了時点で、東海大菅生4ー7大阪桐蔭といった点差。
そして迎えた8回表。
1アウト、ランナー1,2塁でホームランが出たら同点に追いつくという東海大菅生にとって大チャンスの時。
ここで試合中断となってしまいました。
これまでのプレイでは、
- 雨で滑って振ったバットが手からすっぽ抜けてしまったり
- 打たれたボールが水たまりのせいで手元まで転がってこなかったり
- ピッチャーも足元グチャグチャでいつものパフォーマンスが出来なかったり
と、通常ではまずありえないコンディションの中で戦い続けていました。
大阪桐蔭×東海大菅生の好カードがぁー💦
さすがにこれがヒットになると野球にならないよね。
中断もやむなし。
このまま降雨コールドになりそう。負けてる東海大菅生としては続行したいんだろうし、9回までやってもらいたいけども(>_<) pic.twitter.com/GhnkgvYx4E
— なおや (@naolda) August 17, 2021
ものすごい雨の中いつ中断宣告されるのかとドキドキしながら進む中、今日一番の大チャンス!ってところでの試合中断。
そして32分間の中断後、そのままコールドゲーム宣言されてしまったのです。
思わぬ形で2回戦進出となった大阪桐蔭の選手たちには笑顔はなく、打てば同点というチャンスでまさかのタイミングでコールド負けとなった東海大菅生の選手たちは涙していました。
降雨コールドとなったことへのネット上の批判の声
降雨コールド…
雨には勝てなかった東海大菅生
これで夏が終わるのは可哀想やなぁ… pic.twitter.com/DvAVYLxJiy— ゆきと878.24.369.358 (@yukitoajr2) August 17, 2021
上記のような試合展開の中、降雨コールドとなったことへの批判の声が相次ぎました。
うーわ。やったよ。降雨コールド
最悪だな。
大阪桐蔭が東海大菅生。途中でノーゲームにする判断出来ないの?日程厳しいの?
第2試合以降は順延でしょ?じゃあこの試合ももう一度やるべきだろ!
こんなんだと甲子園なんてやるなって批判されるぞ pic.twitter.com/seuEc2JKDC— 磯辺揚げ (@fazers21883) August 17, 2021
うーん、降雨コールドにするなら試合成立前のもっと早い段階だよなあ。
予報で回復しないの明らかだったし。
タイトなのはわかってるけど、バットがすっ飛んだり、大怪我のリスク背負ってまで中途半端に試合だけ成立させたら、選手可哀想な気がする。#甲子園 pic.twitter.com/fd72u2i9Pr— kucing(クチン) (@kucing04474502) August 17, 2021
高校野球第1試合降雨コールドはあまりにも酷すぎる。大阪桐蔭がリードしていたが、東海大菅生が明らかに追い上げていた。7回まで試合は進み、東海大菅生が一死2、3塁のところで降雨コールドで大阪桐蔭の勝ちを宣言。まさに「水を刺された」感が強い。再試合にならないものか?
— akiyoshi (@Aki19590114) August 17, 2021
この他にも
「今年の甲子園は波瀾万丈過ぎる
8回までやって降雨コールドなんて あんまりだ」
「この対戦カード楽しみにしてた。
こんなコンディションの中でやって欲しくない対戦。ずっと観てきた高校野球。
私の記憶には降雨コールドゲームは1度だけ。降雨コールドにはしないで欲しい。
降雨コールドにするぐらいならノーゲームにして。」
「試合開始前から雨だった。
小雨になる時もあった。
もっと早くに止める機会はあったはず。大雨の中試合続行、降雨試合成立は7回、球が転ばなくなるまで試合を続行。3点差1アウト1.2.塁
追い上げ途中で降雨コールド。
早々に中止し、再試合でよかったのでは?結局残りの3試合は順延。
言葉がない。」ツイッターより引用
などといった声もありました。
今日の降雨コールドで負けて泣いてる東海大菅生の選手見ると、最後まで試合して欲しかったってすごい思う。
— ゆサミ📽 (@iPhone710430973) August 17, 2021
私も、ルール上仕方がないとも言えますが、タイミングとしては本当に残酷だったなという想いでいっぱいです。
雨の中での思いがけない怪我やこの先の体調管理までを思うと仕方がないのかもしれませんが、、、
チャンスをつくって、まさに点を入れようかって時に中断なんて…
今までいくつもの試合を勝ち抜いて来て得た甲子園という舞台。
最後まで試合して欲しかったのが本音です。
たとえあの場面ではもう止めるしかなかったとしても、別な機会で再試合として再開して欲しかった…。
甲子園での降雨コールドは過去にもあった
今回大雨続きで異例の年となっている夏の甲子園。
今までの甲子園での降雨コールドゲームは実は過去にもありました。
降雨コールドゲームは23年ぶり、降雨コールドで勝負がついたのは28年ぶり
甲子園での降雨コールドゲームの過去の記録は、1998年の専大北上VS如水館以来です。
この時は6対6で七回裏2アウト、引き分け再試合となりました。
また、今回の出来事と同じく降雨コールドによって勝敗が決まったのは、1993年の
鹿児島商工VS堀越で、8回、降雨コールド。
この時は鹿児島商工が3-0で堀越に勝利しています。
野球と雨は、本当に悩ましいものですね。
2021の甲子園は異例ずくめ
衝撃的な結末を迎えた降雨コールドゲーム。
2021年の今年は、他にも異例ずくめの甲子園となっているんです。
過去最多の7度の試合順延
#高校野球 #甲子園
ここまで
9日:台風接近により中止
10日:3試合
11日:4試合
12日:第1試合ノーゲーム⇒全試合中止
13日:中止
14日:中止
15日:4試合
16日:4試合
17日:第1試合降雨コールド⇒3試合中止
18日:中止49校中、残り31校。
— 松倉 雄太 (@matsukun1) August 17, 2021
上記のようにまとめてくださっている人がいましたが、本当にひどい!
上記にプラス、19日も第一試合がノーゲームとなり、第二試合も順延となりました。
小雨なら開催できる野球ですが、丸一日4試合とも出来ずに順延している日がたくさん!
こりゃ選手たちのメンタル面でも無理がかかりそうな状況ですよね。
ただでさえ、感染対策もしていて大変なのに…
試合の日程確認・結果は阪神甲子園球場(高校野球情報)ホームページで確認できます。
▶▶第103回全国高等学校野球選手権大会の日程はこちら
決勝戦は史上最も遅い8月29日(日)になる予定
過去に例のないペースで順延されていっている甲子園。
今現時点での決勝戦の日程は、史上最も遅い8/29(日)の予定として組まれています。
とはいえ、もしまた大雨が降るようなら大変です。
災害も起こるレベルの長雨ですので、滞在される関係者の人たちはお気を付け下さいね。
甲子園降雨コールドのまとめ
東海大菅生のファン 関係者に
仕方ない って言葉を使うのはあかんけど仕方ない にしても
せめて判断先延ばしにできなかった?ずっと雨とはいえ 予報やし
奈良大会とか2時間半も待ってくれて
雨の中再開してくれたから
最後の夏、降雨コールドは避けられたそもそもなぜサスペンデッドにしない pic.twitter.com/EXxrc0FSNR
— 【高校野球 応援歌 吹奏楽 ブラスバンド】動画投稿用(予備垢)LINE野球グループメンバー募集❗️ (@8h8Hq) August 17, 2021
今回は降雨コールドについてふれてきましたが、今までの教訓を活かしてルールの改正をはかる必要が出てくるかもしれません。
球児たちが「やりきった!頑張りぬいた!」と思ってもらえるような運営ルールを目指していきたいですね。