年賀状を書く時に、宛名書きで悩んでいませんか?
宛名を横書きで書くのは非常識なのか…
裏面が横書きなら宛名も横書きにした方が良いのか…
特に目上の方に送る年賀状の場合だと、正しいマナーはどうなのか気になりますよね。
そこで今回は
- 横書きは非常識?
- 横書きで気を付けること
- 年賀状の表は縦書きだけど裏は横書きってあり?
について紹介していきます。
悩むことが多い宛名の書き方の悩みを解消できますので、ぜひご覧くださいね!
年賀状の横書きは非常識なの?
年賀状の横書きは決して非常識ではありません!
ただ、目上の人やビジネス関係の方に出す場合は、まだまだ縦書きの文化が根付いているため縦書きをおすすめします。
やはり、日本語は縦書きの方が正式な感じがしますよね。
国語の教科書も縦書きですしね。
そのため横書きよりも、縦書きの方が違和感なく受け取ってもらえる傾向があるんです。
しかし友人など親しい間柄であれば横書き・縦書きは気にしなくてOKです!
実際に我が家で毎年100枚ほどの年賀状のやり取りをしていますが、横書きで届くことも少なくないです。
横書きだからと言って違和感を感じたこともないので、ビジネス相手ではない場合は、年賀状が横書きでも気にする必要はありませんよ。^^
年賀状の横書きで気を付けること
ここまで年賀状の宛名は親しい間柄であれば横書きでOKと紹介してきましたが、横書きで書く上で気を付けることがいくつかあるため紹介していきます。
【年賀状の「表面」「裏面」どっちがどっち?】
●住所(宛名)を書く面→「表面」
●文章やイラストなどを書く面→「裏面」
まず基本的なこととして、年賀状の住所など宛名を書く面を「表面」といい、文章やイラストなど伝える面を「裏面」といいます。
年賀状を横書きで書くなら表裏とも横書きにする
年賀状の宛名を横書きで書く場合、裏面も横書きにします。
イラストが横書きであれば、住所も横書きにするのが基本的なマナーになります。
そのため、目上の方に送りたい場合は住所は縦で書きたいところですので、イラストも縦書きのものを選ぶことをおすすめします。
表裏の縦横の形式を揃えることが年賀状の基本的なマナーとして根付いているため、年賀状選びの参考にしてみて下さいね。
年賀状の横書きはどっちが上になる?
年賀状の裏面を横書きにする場合、右上に切手を貼る部分がくるように印刷します。
このイラストを裏にすると・・・
この向きになります。
つまり、宛名を正面に見たまま(郵便番号を上にしたまま)、裏返すと以下のようになる感じです。
つまり、宛名の左側面がイラストの上になるように印刷するということ。
この向きになるように意識して、裏面に写真を印刷したりメッセージを書いてくださいね。
自宅のプリンターで印刷する場合、向きが反対だったり写真がずれてしまうこともあるため、最初は練習用の紙で印刷してみることをおすすめします。
皆さんもお気をつけて!
★印刷時の注意点★
プリンターで印刷する時にはハガキセットするときの向きに注意!
必ず試し印刷をしてから年賀状に印刷しましょう!
年賀状を横向きに書くときの宛名の数字の書き方
年賀状を横書きに書く場合、宛名の数字は算用数字で書きます。
手元にあった郵便物を見るとほぼ全てが横書きで、住所の番地などは漢数字ではなく算用数字を使用していました。
また、相手の名前を書く際、ご家族宛ての場合は縦書きの時と同じように名前の位置を揃えて書くようにしましょう。
人数が複数いるときの宛名の書き方を詳しく解説した記事もあるので参考にしてみてくださいね。
▶▶年賀状の宛名を家族4人の時にはどう書く?|正しいマナーを知ろう
年賀状の表は縦書きだけど裏は横書きってあり?
年賀状の基本的なマナーとしては『表面と裏面は縦横の形式を揃えること』になっています。
住所(表面)が縦書きならイラスト(裏面)も縦書きを。
住所(表面)を横向きで書いたなら、イラスト(裏面)も横書きに。
このように、裏面が横書きなら表面の住所なども横書きが基本になります。
揃える理由としては、年賀状の表面と裏面で横書き・縦書きがバラバラだと裏返した時に違和感を感じることもあるため、揃えた方がいいといわれています。
しかし、実際に我が家に届いている年賀状を見てみると、住所は縦書きで写真などのイラスト面は横書きのパターンが多くありました。
これまでお伝えしてきたように縦なら縦、横なら横を揃えるのが基本ではありますが、私自身、このパターンの年賀状を見ても特に違和感などは感じません。
ある程度の基本的な決まりごとはあるけれど、今の時代となってはそこまでうるさくないのが実情なんだと思います。
ただ、目上の人やビジネス関係などの間柄の方に送るには基本的なマナーを守った方が印象がいいので、出す相手によっては意識する必要はあります。
しかし、そこまで堅苦しい関係性の相手でなければ縦横を統一することについてそこまで気にしなくてもいいのではと。
ですので、
と思っても、ビジネス関係やマナーを気にする相手でない限りは、わざわざ印刷し直すことはせずに投函しても相手はそこまできにしないことでしょう。
年賀状の裏が横書き時の文字列が横か縦によっても印刷の向きが変わる!?
年賀状の裏面を印刷するときは『宛名の左側面がイラストの上になるように印刷する』とお伝えしましたが、実はもっと細かいルールもあるんです。
それがこちら。
年賀状の裏の用紙が横向きで、文字も横書きの場合の印刷の向きは、宛名の左側が上にくるように印刷します。
年賀状の裏の用紙が横向きで、文字は縦書きの場合の印刷の向きは、宛名の右側が上に来るように印刷します。
年賀状の横書きは非常識?のまとめ
今回は、年賀状の横書きは非常識なのか、基本的なマナーを紹介していきました。
まとめると、
- 年賀状の横書きは非常識ではないが、目上の人には縦書きの方が良い
- 年賀状を横書きで書くなら裏表とも横書きにする
- 年賀状の裏面を横書きにする場合、表面にめくったときに右上に切手を貼る部分がくるようにする
- 年賀状を横書きに書く場合、宛名の数字は算用数字で書く
- ご家族宛ての場合は横書きの時も名前の位置を揃えて書く
- 裏面の文字が横書きか縦書きかでも印刷の向きが変わる
とこのようなルールが存在します。
基本的なことは表面と裏面は縦横の形式を揃えるのがマナーということを覚えておきましょう。
横書きでも問題はありませんが、やはり縦書きの方が丁寧な印象を持つ方が多いのが現状なので、目上の方には縦書きの方がよさそうです。
しかし、裏面が横書きだからといって住所なども横書きにするかどうかは固い関係でなければあまり気にしなくても大丈夫。
正しいマナーを知って、素敵な年賀状を作成してくださいね!