うちの小学生2人、そして4歳・2歳児もYouTubeが大好き!
そんな中、「うちの子、最近ちょっとYouTube見過ぎじゃない?」と思ったんです。
今の時代、YouTubeを知らない子供はいないんじゃないかってぐらい、生活の中で当たり前に存在している便利なツールですよね。
この記事では、子供がYouTubeを見過ぎていると感じたとき、その感じるモヤモヤの原因とどう向き合うべきかについて、私の思いを伝えていきたいと思います。
子供がYouTubeを見過ぎていると感じたときの親の気持ち
まず初めに「子供がYouTubeを見すぎているのでは?」と感じたときの私の気持ちをあげていきます。
- 11時までって約束したのに過ぎても気付かずに見続けてるじゃん。
- ご飯だからもう終わりにしてね~と言ったのに空返事で見続けてるし。
- 「これで終わりにする」って言ったのに次々見てるよ、まったく。
- あれ、さっきも見ていたのにまた観てる。
- あえて「何時までみるの?」と口を出さずに放っておいたら、平気で3時間経過してるし。
- 一体こんなに長い間何を観ているの?なんか変なものにハマっているんじゃ…
あなたも思ったことがあるフレーズありませんかね^^:
本当に何時までと自己宣言させても(小学生)、この見ているので終わりにしようねと約束しても(3歳児)、守れないことが多々あり…。
んで結局は「明日から3日間禁止!絶対に見せないから!」なんて脅して無理やり止めさせるって流れがよくありました。
全ては「不安」という感情だった
さっきの私が思っていた感情、掘り下げて考えてみると全て「不安」という感情だったんです。
⇒約束を守れない無責任な人間になっちゃうのでは?
⇒人の話をきちんと聞けない子は困るなぁ
⇒依存症になっちゃってない?
⇒ダラダラとずっと見ているなんて、この子の将来はどうなるの?
⇒過激な動画とか見てないよね?
こんな感情から出た『不安』な思いでした。
更には
- 頭や目がわるくなってしまいそうという不安
- 他の人の家はどうなのか、他人が観たらどう思われるのかという不安
もあります。
これら多くの「子供がYouTubeを見過ぎているとなんとなく怖い」という「不安」の感情から、子供のためと思いつつも、実は自分の不安の解消のためにYouTubeを制限しようとしていると気が付きました。
子供とちゃんと関わってあげられていないという罪悪感
あともう一つちょっと違う角度から。
沢山の不安がYouTubeを見過ぎていると感じる要因になっている話をしましたが、実はもう一つ、一番の深い根っこ部分にとある感情があると思います。
それはズバリ
『自分は子供とちゃんと関わってあげられていないという罪悪感』。
「長時間見続けるのはマズイからどうにかしないといけないな」
と日々感じながらも、ちょうどその時に洗い物や洗濯ものなど家事を片づけちゃいたいなと思ったタイミングだったら、ついそのまま観させておいている現状がありませんか。
また、一緒に遊ぼうと誘われたりしても、家事や自分の時間確保のためにその間は大人しくしていて欲しいからという理由でYouTubeを見させていることもあり、子供に申し訳ないなと感じる気持ち。
これこそが、子供とちゃんと関わってあげられていないという罪悪感。
子供がYouTubeを長く見過ぎていると感じているときの親の気持ちは、
不安からくるものと、自分都合による罪悪感からくるものの2つがあるんです。
子供がYouTubeを見過ぎている原因って?
続いて、子供がYouTubeを見過ぎている原因、つまり子供がハマるYouTubeの魅力(いや魔力?)とは一体何なのかを考えてみました。
子供が興味を引く内容が充実している
うちの子供たちがよく見ているのは
- 子供チャンネルで家族でワイワイ楽しく施設紹介やお菓子作り・オモチャ遊びなどの日常を紹介するような動画
- メルちゃんリカちゃんなどのお人形にセリフをつけてストーリーを展開する動画
- 新しく出たおもちゃを組み立てたり遊んでいる動画
- ゲームの攻略・解説動画
などです。
最近はスライムの動画ばっかりみていて自分でスライムを作ってみたいとも言いだしてます。
どれも特に大きな害はなさそうだけど、なんだろう、そういうのをひたすらずーっと見ている。
「楽しそう、遊んでみたいな」の感情以外になんか得るものがあるのか??と思ってしまう私です。
ですが、子供が食いつくのってこの「みんな楽しそう、このオモチャ楽しそう」っていう好奇心と興味だと思うので、そんな動画が山ほどあってそりゃ止まらなくなるわなと。
次々と関連コンテンツが出てくる
YouTubeの構造って、再生している動画の下や横に『関連コンテンツ』がズラーっと出てきますよね。
もうスマホを人差し指で滑らせるのなんていっちょ前でおてのもの(笑)
再生していた動画を最後まで見ることなく、下から面白そうな動画を見付けたらタップして再生の繰り返しで、どんどん見続けてしまうわけです。
自動再生をオフにしていても、この関連コンテンツから選ぶ操作をされたら止められません(笑)
こんな誘惑、子供が自分で制限できるはずありません。。。
子供がYouTubeを見過ぎることは悪影響ではない!?
そもそもYouTubeって見過ぎると悪影響なのか?というのも気になりますよね。
確かに、ずっとスマホで小さい画面&至近距離で見続けていたら明らかに目には悪影響でしょう。
ずっと動かず画面を見ているのも、長時間姿勢が悪かったりすることで身体への影響もあること間違いない。
だからYouTubeを見続けるのを止めさせたいって気持ちにも繋がるわけで。
では、動画の内容としての影響はどうなんだろうという点についての私の意見はこちらです。
YouTubeは子供の学びの場。探求心・熱中する力を育ててくれる!
このオモチャこんな遊び方があったんだ!
へぇ~そういうことだったのか。
もっとこうしたらいいのにな。
そもそもこの動画ってどうやって作っているんだろう?
人は興味・関心があるモノゴトにはどんなに時間を割いても苦ではなくて、グングン吸収してどんどん覚えていきませんか?
子供はそのかたまり。
大人よりも素直に一直線に興味があるものに飛びつきます。
なので、せっかく興味関心を持ったことを深く知ろうとしている子供の探求心や熱中する力を奪わないようにしたい。
となると、ゲーム攻略やマンガの考察、工作の作成手順、英会話など学習系のものであれば、節度を守って利用するんだったらYouTube活用は大いに賛成!
興味のタネを沢山まくことで自分の好き・得意を見付けられたりしてそのまま将来へと進むかもしれません。
私自身もYouTubeの活用方法として
- 本の要約・解説
- レシピを探す
- お掃除の方法を調べる
- ブログを書く方法を調べる
- ペットのしつけ方法
など文字や写真で見るよりも動画の方がわかりやすいことが沢山あります。
単なる子供が楽しそうに遊んでいるような動画であればちょっと制限したくなりますが、
そもそもYouTubeがダメだ!悪影響だ!
と決めつけて、学ぶことを禁止にしたり制限するのは違うなと思ったんです。
自分も夢中になって観ていることがあるのに、子供にばかり制限するのはなんか違うなと。
つまり、時には子供を見守ることも大事ってこと。
YouTubeを娯楽として利用しているのか、学びの場として利用しているのかによって、制限すべき対応が変わってもいいと私は考えています。
子供がYouTubeを見過ぎていると感じた時の対処法
子供がYouTubeを見過ぎだから見せないように排除しないと!というのはちょっと違うというお話をしました。
でもやっぱり限度なく見過ぎてしまうことは避けたいわけで。
そんなときに、親として子供にどう対応したらいいのか、私がしている対応をご紹介します。
視力の低下への対処法
まずは視力低下の不安への対処法は、テレビで見るようにして、離れてみるようにするということ。
スマホの小さい画面でしかも至近距離で見られると不安や心配が募るだけなので、スマホではなくテレビにつないで見ることをお勧めします。
その利点はたくさん!
- 大画面でみることができるので目に優しい
- 子供が何を観ているか親も把握できる
- 親も観ることで共通の話題でコミュニケーションもとれる。
我が家ではグーグルクロームキャストというものをつかって、スマホからテレビにYouTubeを飛ばして、テレビで再生しています。
あとは明るい部屋にして、テレビに近づきすぎなければOK。
クロームキャストは本当に神アイテムです!
我が家で使わない日はなく、毎日何かしら利用しています。
YouTubeや動画配信サービスでの映画やアニメを見るのに最適です♪
テレビなら家事をしながらでも途中途中で子供が何を観ているかもわかるし、その時々見たときに「へぇーこんなことできるんだね~、やってみようか!」など見ている動画について関わって行くものあり!
そこから違う方向に話が進み、すぐに観るのも止めるってこともよくあります。
ダラダラと見続けてしまうことへの対処法
ダラダラと見t付けてしまうことへの対処法は、内容や状況を見極めてそれぞれ判断するということ。
- 自動再生をオフにする。
- 未就学児は単なる娯楽目的になることが多いので時間制限を設ける。
- 小学生は学びとして使っていることもあるので、その時は「あとどのぐらいかかりそう?」と子供のタイミングを尊重してあげる。
私の思いは、学習用として一生懸命学んでいるところに「はい、もう止めてー」というのはしたくない。
キリがいいところまではやらせてあげたい。
なので子供の年齢にもよるけど
「(タイマーセットして)鳴るまでね」
「今見ているので(次ので)終わりしてね」
「(時間がわかる年齢なら)14時までにする」
「あとどのぐらいで終わりそう?」
などと話をして約束するしかないかなと。
自分から決めてもらい一緒に確認し、そして自分で決めた約束を守る。
普段からも「約束を守ることは本当に困った時に信用してもらえるかどうかの大事なことなんだよ」と何度も伝えています。
親が一方的に決めてしまうのではなく、子供自身に決めさせることを都度意識したいところ。
子供とちゃんと関わってあげられていないという罪悪感への対処法
この罪悪感はもうね、痛いほどわかる。
YouTube云々の話だけではなく、家事やキョウダイのお世話をしているとどうしてもそれぞれの子供の欲求の全てに応えてあげることは難しいこともありますから。
こういう時は、とにかく自ら関わりに行き、スキンシップをとる!
その時はすぐに応えられなくても、キリがいいところで必ず子供との時間を取るようにしています。
「さっきはゴメンね、ちゃんと待っててくれてありがとう」を伝えて
「終わったし、さ、何しようか!」と声をかければ一瞬でYouTubeを観るのを止めることが多かったりもします。
また、子供にYouTubeを見せっ放しにするんじゃなくて、
「何を見ているの~?」
「そんなに面白いの?かーさんにも見せて~」
と声をかけたり、感想を聞いたり話を広げてみましょう。
子供が熱心に見ている動画は、子供の世界観を知ったり、子供とコミュニケーションを取るためのヒントが盛りだくさん隠れていますよ!
YouTubeで共通の話題を持ち、新しいアイディアを生み出したり一緒に楽しむことで、親子の立派なコミュニケーションにつながります。
我が家では今『鬼滅の刃の考察動画』をまぁよく観ています。^^;
そして私がわからなくて質問しても子供たちが教えてくれたり、一緒に声モノマネをしたりと、お互い見て聞いて楽しんでいますよ♪
子供がYouTubeを見過ぎていると気付いた今からでも遅くない
親の子供に対する不安感情からついYouTubeを制限しようとしてしまいがち。
確かに子供にとってYouTubeは沢山の影響を受けるけど、全てが悪いことはなくって、学びや熱中する力を育てるにも大いに貢献するということを知って欲しいです。
そして幼児や小学生がYouTubeを見過ぎているときの一番の対処法は、スキンシップを大切にして、YouTube自体を親子の繋がりに巻き込んじゃえってこと。
YouTubeを観るのを辞めさせるにしても子供にタイミングを決めさせて、出来たら褒める。
「一緒に●●しようよ!」とか「ちょっと●●手伝って~」なんて話しかけると案外サクッと止めたりすることも多いです。
なので、見過ぎていると感じた今から対応しても全然遅くはない♪
モヤモヤと不安を抱えるだけにしないで、子供とどんどん関わってYouTubeとの時間を不安だらけの時間から楽しい時間にしていきましょうね♪